あのレクサスが「高級ボート」まで手掛けたワケ 「4億円超」のゴージャスさに章男社長も納得

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電子制御で動力と舵を制御し、進路を保つため、クルーズはじつに安定している。操縦性も高いとステアリングを操る米国人ヘルムズマンが教えてくれた。

当初は大西洋に乗り出しフロリダ・キーズ(諸島)までクルーズする計画もあったというけれど、残念ながら、ハリケーンの脅威があって、今回は広い水路を午後いっぱいかけてクルーズしたのだった。

景色を楽しませてもらえたので、これはこれでよかった。フライブリッジから遠くまで見渡していると、ヨットのある暮らしってほんと優雅だなあと思えてくる。時どき、上を道路が走るところでは、跳ね上げ橋(英語だとDraw Bridge)が開くのを待たなくてはならない。それもまた味のある時間の過ごしかただ。

LY650はボルボ・ペンタのエンジンを2基搭載

途中、マーケットではLY650と競合しそうな、イタリアのアジムト Azymutといった豪華なヨットとすれ違うと、乗っているひとたちが手を振ってくる。こちらをオーナーかその友人とすら思っていないだろうけれど、挨拶してくれるのも余裕の表れだ。

ヘルムステーションもシンプルで美しい(写真:LEON編集部)

LY650はボルボ・ペンタのエンジンを2基搭載する。LEXUSの母体となるトヨタ自動車には、ポーナムを手掛けるマリン事業室もあるが、65フィート級用の動力はまだ開発していないので、「市場で最適の性能だった」と澤プレジデントが言うボルボ・ペンタのものとなった。

LY650のボルボ・ペンタ「IPS」エンジンは、800馬力の「1050」、900馬力の「1200」、それに1000馬力の「1350」が選べるようになっている。船体のカラーや、メインサロンやオーナーズルーム等の仕上げなどと含めて、ほとんどが好みで発注できる。それもヨットの楽しみなのだ。

今回乗せてもらった船は、約4億5000万円だそうだ。すでにオーナーが決まっている。そのうち、(同じ艇かは定かでないが)日本にも持ってきたいと、澤プレジデントは語った。ボートショーにも出展されるかもしれない。興味あるひとは、その機会に体験することをお勧めする。

(文/小川 フミオ)

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