あのレクサスが「高級ボート」まで手掛けたワケ 「4億円超」のゴージャスさに章男社長も納得

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澤良宏プレジデントの言葉に納得させられるのは、サロン内部の仕上げのよさだ。壁やテーブルにはウッド、ソファは白いレザー、そこに磨き上げられたアルミニウムの加飾がアクセントになっている。床には大きく、LをモチーフにしたLEXUSのシンボルマークがはめこまれている。

バウには特等席ともいえるバウベッドがふたつ備えつけられている(写真:LEON編集部)

メインサロン一番前の、ステアリングを備えるヘルムステーションごしにバウ(船首)を眺めると、2基のバウベッドが備えつけられている。日光と風をからだで感じられるバウベッドは、ヨットにおける最良の場所のひとつだ。

ボカラトンでの発表会には、レクサスのチーフブランディングオフィサーを務める豊田章男氏も姿を見せた。ヨットの体験はありますか?と尋ねると、「船舶免許も持っています。ひとりになれる場所なので好きです」との答えだった。なかでも好きな場所は「バウベッドです」とのことである。

何日いても楽しめるラグジュアリーなキャビン

メインサロンのしたには3つの部屋が設けられている。オーナーズルームは白が基調で大きなベッドが備えつけてあった。ベッドに橫になって上を見上げると天窓から青い空が見える。シャワールームもホテルのような作りである。

フロアにじつはレクサスのエンブレムがはめこまれているメインサロン(写真:LEON編集部)

ほかにゲストルームが2つあり、何日いても楽しそうだ。このあたりがサイズに余裕ある65フィート級の面目躍如だろう。いっぽうでメインサロン上に設けられているフライブリッジに上がると、コンバーチブルをドライブしているような爽快さだ。

今回クルーズしたのは、マイアミからボカラトンのホテル前まで。大西洋との海岸線に沿うように水路が設けられている。左右にはいかにも富裕層というかんじの邸宅が並び、そこからヨット(小さめ)を水路に下ろせるようになっている。

私はその直前にバンコクでチャオプラヤー川を含めてリバークルーズをしたところだった。バンコクの場合は寺院などの景色がめずらしく、垣間見える住民の生活がエキゾチックだったが、それに対してフロリダは米国的な豪華さが圧倒的だ。

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