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キャリア・教育 #5日連続特集 「女前」の条件

女前起業家、フィリピンでの愛と野望に燃える 無理だって誰が決めたの? やって証明します!

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ビジネスを通じて社会問題を解決する

深い問いに入ったまま、慶応大学大学院に進学する。ちょうど社会起業家を育てる「社会イノベーターコース」ができた年だ。授業で「ビジネスを通じて社会問題を解決する」という概念に出会い、「ムハマド・ユヌスが生みの親」と教わった。「このおっちゃん、バングラデシュで会ったことある!」。問いへのヒントが見つかった。

貧困層が暮らすロレガ地区の子どもたち

路上の子どもを孤児院が保護しても、その子どもが大人になって自立できないと、また路上生活に戻るか、孤児院に戻ることになる。せっかく大学を出ても、正社員として仕事に就ける人は少ない。そうした若者が孤児院に戻ってくると、あらたに路上の子どもを保護できなくなる。

孤児院の出口を作り、若者を自立させるために、雇用を作り出すことが必要だ。これがスカイプによる英会話講師の仕事だった。

孤児院の若者を英会話講師に育成

ワクワーク・イングリッシュの講師陣と、山田さん(前列中央)

山田さんは、孤児院の若者を雇用し、ワクワーク・イングリッシュのオフィスで毎日、プロの育成講師陣による英会話講師のトレーニングを受けさせた。毎週土曜日には、自分がいる孤児院で子どもたちに英語のレッスンをさせた。300時間を終えたら、日本の小・中学生に教える講師になる。

ワクワーク・イングリッシュのオンライン英会話を、日本企業に導入してもらうため、山田さんは売り込みに行った。営業の手法やビジネスマナーなど知らない。事業プランは、ビジネスのプロから見れば、お粗末なものだった。

「社長に『これじゃ売れないだろう!』と怒られたり、『こんなに安くて本当にやっていけるのか?』と突っ込まれたりしました。でも皆さん、優しくて、一緒にビジネスをブラッシュアップしてくださった」

本気でやりたいことを真剣に訴えれば、相手は何とかしてあげたいと思う。小手先の営業テクニックより、直球の“ワクワク”。これがどんな人の心にも届くのだ。

親から設定された目標と期限のとおり、大学院修了までにビジネスが軌道に乗った。現在、顧客の7割は法人、3割は個人が占める。

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