猫の珍行動に困る飼い主が意外と知らない真実

自由を好み、押さえつけられることを嫌う

猫のペースを尊重することが大事です(アオサン/PIXTA)
人の心を見透かしているようでもあり、まったくわかっていないようでもあり……。
飼い主が困る猫の行動には何かワケがあるのでしょうか。ベストセラー『ざんねんないきもの事典』シリーズ、『わけあって絶滅しました』の監修者としても知られる動物学者の今泉忠明氏が、解剖学、動物行動学の知見を駆使して、猫脳の謎に迫った『猫脳がわかる!』から、一部を抜粋してお届けします。

強烈にくさい、猫のオシッコ

一定の場所で排泄をする猫の習性をありがたく思っている飼い主は多いことでしょう。それくらい、猫のオシッコは強烈な臭いを放っているのです。

猫と暮らす中で、されるといちばんダメージが強いのが、オシッコの粗相なのかもしれません。とくに困るのが布団の上にされるオシッコ。買ったばかりの羽毛布団にされたら一巻の終わり。1度ついたニオイは、人にはわからないレベルでも嗅覚の優れた猫にはすべてお見通しなので、「ここは自分のニオイがついているからオシッコしていい場所」と認識し、何度も繰り返すことに。

2度と粗相されたくなかったら、1度でもニオイが付いた羽毛布団は、いくら高級でも廃棄せざるをえないのです。布団は高級素材を使えない、コレ、「猫飼いあるある」でしょうか。

猫が布団にオシッコをする理由としては、ふかふかした感触がトイレ砂に似ている、オシッコが染み込むので足が濡れない、暖かくて気持ちいいから尿意を催す、などが考えられます。

この猫のオシッコのニオイ、迷惑千万なのは飼い主のみならず、猫嫌いの要因の1つになっているようですね。庭にノラ猫が入ってきて、強烈な臭いのオシッコをされたら、そりゃあ、悲しいでしょう。ついカッときてしまうのも無理はないですね。

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