株投資でお金持ちになる「10銘柄投資法」とは 5年で資産を10倍にした「投資の達人」に聞く
私はできるだけ自分の生活に身近なところでテーマや銘柄を探すようにしています。
たとえば最近のケースだとサンリオです。同社が運営しているテーマパークにサンリオピューロランドがありますが、一時期に比べて明らかにお客さんの数が増えました。これは自分の子供と実際に出掛けてみて実感したことです。それに、かつてのサンリオピューロランドは、どちらかというと小さな子供たちを対象にしたテーマパークでしたが、今は大人も楽しめる施設になっています。結果、客層が明らかに広がり、来客数も過去最高を更新しました。
ほかにもアメリカのウォルト・ディズニー社とライセンス契約したマーケティング支援のレッグスにも注目しました。アラジンやトイストーリーとのコラボカフェを展開し大ヒットしています。カフェなどは高めの価格設定ながら連日満席となっており、グッズ販売も好調のようです。それだけ利益率向上も期待できますね。銘柄を選ぶ際には、セグメント(事業構成)の変化もみているのですが、その際は利益率の高い事業が伸びているかに注目しています。
「会社四季報プロ500」で旬のテーマを探す
逆に、自分の生活行動のなかで実感しにくいテーマや銘柄は避けるようにします。ちなみにテーマを見つける際には、「会社四季報プロ500」の巻頭に「今、注目しておいた方が良いテーマ」がしっかり掲載されているので、それを参考にしても良いでしょう。
ただ、テーマは時代に合っていると思うのに、なぜかそのテーマに関連した銘柄の株価が下げてしまうケースがあります。以前、防災関連銘柄に注目して投資したことがあったのですが、業績の上方修正があったのに株価は一向に振るわず、結果的に損切りせざるをえなかったことがありました。有望なテーマ、有望な銘柄でも、買うタイミングを間違えると投資は失敗します。
なので、今は買うタイミングを間違えないように、チャートをウォッチしてタイミングを捉えるようにしています。高いところは買いたくないので、押し目を形成して、そろそろ反転しそうな銘柄を買うのです。銘柄を登録できるサイトはいろいろありますが、私は「会社四季報オンライン」を活用しています。会員登録すれば、自分の好きな銘柄のチャートを、1画面に20銘柄表示できる機能がありますから、それを活用して、買うタイミングを待つようにしています。
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