「勉強が苦手な人」の学習効率を伸ばすコツ3選 人は1週間で見たものの「97%」忘れてしまう

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プレゼンで使うための写真を撮り、関係者のインタビューもしっかり行い、メモもとる。資料も集めてくる。報告会を前提にするからこそ、圧倒的に細かい部分まで意識的に記憶に残そうとするし、実際に記憶に残るのです。

なぜ、「アウトプット前提」にすると、記憶に残りやすくなるのでしょう? それは、心理的プレッシャーがかかり緊張状態に陥ると、脳内物質ノルアドレナリンが分泌されます。ノルアドレナリンが分泌されると、集中力が高まり、記憶力、思考力、判断力が高まります。アウトプットを前提にインプットする。ただそれだけで、圧倒的に記憶に残りやすくなるのです。

自分に「必要な情報」だけを集める方法

あなたが興味、関心のあるものを3つ挙げてください。この問いに一瞬で答えられた人は、興味・関心のアンテナが立っています。すでに上手なインプット術を行っているといえるでしょう。答えるのに10秒以上かかった方は、まだ「ザル読み、ザル聞き、ザル見」の世界の住人かもしれません。

私にとって、最も興味・関心のあるテーマは「精神医学」「心理学」「脳科学」の3つです。毎日、ネットで膨大なニュースが流れますが、「芸能人のゴシップ」や「経済動向」などはまったく目がいかないのに「精神医学」「心理学」「脳科学」に関するニュースや記事には、一瞬で目がいきます。

書店に行って何千冊と本が並んでいても、「精神医学」「心理学」「脳科学」に関する新刊は一瞬で見つけることができます。それは、興味・関心のアンテナが立っているからです。

「興味・関心のアンテナ」を立てることで、脳は勝手に自分に必要な情報を集めてきます。では、具体的にどうすれば「興味・関心のアンテナ」を立てることができるのでしょうか? アンテナを立てるための4つの方法をお伝えします。

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