公取検査を受けたセブン、加盟店との信頼関係に揺らぎ

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 だが最近は、こういう考えを持ったオーナーばかりでは必ずしもないようだ。2000年以降8年間、コンビニの既存店売り上げは前年比マイナスが続いている。足元は成人識別カード「タスポ」を持たない喫煙者の来店で好調だが、その効果は一時的なもの。消費不振が深刻化する中、その後の戦略は描けていない。一方で、店舗数は昨年1年間だけでも約800店増えている。

加盟店が増えるほど、セブン・イレブン本部に入るロイヤルティは増えるが、1店当たりの売上高は縮小する一方。少しでも売り上げを伸ばさなければと焦るオーナーが出てくるのも納得できる。

これまでセブン・イレブンの成長を支えてきたのは、本部と加盟店の信頼関係だ。それを今、あらためて見直す時期を迎えている。

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(田邉佳介 撮影:尾形文繁 =週刊東洋経済)

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