米ツイッター株、一時24%急落 利用者伸び鈍化嫌気、市場の見方割れる

拡大
縮小
2月6日、米株式市場午前の取引で、米短文投稿サイト運営大手ツイッターが急落している。写真はワルシャワで2013年9月撮影(2014年 ロイター/Kacper Pempel)

[6日 ロイター] -米株式市場6日午前の取引で、米短文投稿サイト運営大手ツイッターが急落している。前日の取引終了後に発表した第4・四半期決算で利用者数の伸びが急速に減速したことが明らかになり、売り優勢となっている。

ツイッター株は一時、前日終値比24.2%安の50.00ドルまで下落。午前終盤の取引では52.10ドル近辺で推移している。

ツイッターは前年11月に公開価格26ドルで株式公開。米フェイスブックに並ぶソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のプラットフォームに成長するとの期待から、12月下旬には74.73ドルまで上げていた。

ツイッターの前日の発表によると、第4・四半期中の利用者数の月間平均は2億4100万人と、前四半期からの伸び率は3.8%にとどまり、ツイッターが利用者数を公表し始めて以来の低い伸びとなった。

こうしたなか、UBSなど少なくとも8社がツイッターの目標株価などを引き下げた一方で、ドイツ銀行を含む少なくとも6社が引き上げるなど、市場の見方は割れている。

UBSはツイッター株を「売り」推奨とし、目標株価を42ドルとし、これまでの45ドルから引き下げた。

ドイツ銀はツイッターの利用者数は将来的に10億人に増加するとの予想を示し、目標株価を65ドルと、従来の50ドルから引き上げた。

フェイスブックの利用者数は現在約12億人となっている。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT