『社内でのキャリアチェンジは可能か?』(38歳男性)

城繁幸の非エリートキャリア相談

『社内でのキャリアチェンジは可能か?』(38歳男性)

終身雇用の崩壊、成果主義の導入などにより、日本人の「働き方」は激変。その結果、自身のキャリアに迷えるビジネスパーソンは増えていくばかりだ。これまでの古い「昭和的価値観」から抜けだし、新たな「平成的価値観」を身に付けるためにどうすればいいのか。日本の人事制度を知り尽くした城繁幸氏が、あなたの悩みにお答えします。

CASE:14

『社内でのキャリアチェンジは可能か?』(38歳男性)

<相談者の悩み>

 はじめまして。今年38歳になるメーカー系営業マンです。担当業務は法人向けの営業主任。入社以来一貫した営業職で、実績もそれなりに残しています。

 ただ、限界も感じ始めています。というのも、当社の第一線の営業現場を見ると、実際の戦力になるのは45歳あたりまでなのです。それを過ぎてしまうと、能力的にも体力的にも、どうしてもビジネスのスピードについていけなくなってしまい、オフィスでぽつんと座るだけの人間が目に付きます。

 本来、マネジメント的な仕事にシフトするべきなのでしょうが、ただでさえこの年代の社員が余っている上に、部長級以上のポストはここ数年でぐっと減らされ、恐らく自分にまでは回ってこないように思います。

 転職についても一時は真面目に考えましたが、自分のようにキャリアなんて意識しないままノホホンと15年以上働いてきた人間には、正直ハードルが高すぎるように思います。

 そこでご相談なのですが、社内での他部門への異動というのは、人事的にみてありなのでしょうか?社内で顧客サポートや企画系の業務をおこなう部門なら、第一線のまま、自分のキャリアを活かせると感じています。

 当社の人事異動は、原則同じ事業部内、営業なら5~10年の間に一度異動があるかないかというスタイルで、違う部門や職種への異動は見た記憶がありません。人事制度は古く、年功序列的ですが、その分おおらかでもあります。

 直接上司に聞いてみても良いのですが、内容が内容ですし、その前にアドバイスいただけると幸いです。

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