バズる文章を書く人と書けない人の致命的差

ナンシー関の「毒舌」を真似するのは難しい

プライベートで文章を書くとき、ついビジネス調になっていませんか? 「いいね!」と思われる書き方のコツを紹介(写真:nonpii/PIXTA)  
SNSが普及し、誰でも手軽に文章を発信できるようになりました。しかし、爆発的に読まれていく「バズる」ような文章を書くのは難しいものです。自身のブログがバズったことをきっかけとして本を出版した話題の京大生ライター・三宅香帆さんは、新刊『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』で、人から“モテまくる文章”を書くにはどうすればいいかをまとめています。
そんな三宅さんに、今回はたくさんの人から「この人いいね!」と思われるためのプライベート文章の書き方を教えてもらいました。
(執筆・構成:國天俊治)

私がネットを見ていて感じるのは、ビジネスマンの方々が書く文章の多くは“仕事調”になっているということです。おそらく、仕事もプライベートも同じ感覚で、文章を書いているのではないでしょうか。

プライベートの文章をバズらせたいなら、まず、仕事の文章を持ち込まないようにすることをお勧めします。なぜなら、仕事で使う文章とプライベートの文章では、読み手へのアプローチが真逆だからです。

仕事においては、「いかに時間を効率的に使うか」が重視されます。文章も結論を簡潔に表し、できるだけ相手に時間をとらせずに言いたいことを伝えなければいけません。また、結論の裏付けとなるエビデンスなどを併記し、相手に納得してもらう必要があります。

一方、プライベートの文章は、「どうやって相手に読む時間をとってもらうか」を考えなければいけません。時には発言の裏付けも求められるでしょうが、それよりも最後まで読んでもらうために、相手を楽しませる、興味関心を刺激し続ける、ということを大切にする必要があります。

これまで人気の作家さん、アイドル、インフルエンサーの文章に至るまで、バズる文章の法則を研究してきました。その詳細は拙著にまとめてありますが、ここでバズる文章を書くために重要な3つのルールをお伝えしましょう。

バズる文書「3つのルール」

ルール1:「どや顔」の文章を書かない

SNSで多くの人がやってしまいがちなのが、いわゆる「どや顔」の文章を書くことです。仕事では、あえて自分を強く大きく見せて、相手の信頼を得るようなシーンもあるでしょう。しかしその感覚をプライベートに持ち込むと、文章も「私ってすごいでしょう」というアピールが前面に出た「どや顔」になります。

ネットのヘビーユーザーである人ほど、自分をよく見せようとしている気配を敏感に察知します。そして、“どや顔”的な文章を特に嫌う傾向があります。

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