NYダウ249ドル高、世界経済への悲観和らぐ

ナスダックも節目の8000ポイントを回復

19日の米国株式市場は買いが優勢となり、ダウ平均株価は249ドル値上がりしたほか、ハイテク株の多いナスダック総合指数も8000ポイントの大台を回復して取引を終えた。ニューヨーク証券取引所で12日撮影(2019年 ロイター/EDUARDO MUNOZ)

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国株式市場は買いが優勢となり、ダウ平均株価<.DJI>は249ドル値上がりしたほか、ハイテク株の多いナスダック総合指数<.IXIC>も8000ポイントの大台を回復して取引を終えた。中国やドイツの景気下支えに向けた動きを受け、世界経済に対する悲観的な見方が和らいだ。

中国人民銀行(中央銀行)は17日、企業の借入コスト低下と減速している景気を後押しすることにつながる金利改革を公表した。

ショルツ独財務相は18日、ドイツには将来の経済危機に「総力を挙げて」対処する健全な財政があるとの見方を示し、最大500億ユーロ(550億ドル)の追加支出が可能であることを示唆した。

ロス米商務長官は19日、米政府が中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]に対する米一部製品の禁輸措置の執行猶予を11月18日まで90日間延長すると明らかにし、これも株式相場の追い風となった。

ジョーンズトレーディングの首席市場ストラテジストは、リスクオンの地合いが終日続いたと指摘、「各国がリスクを認識しつつあると投資家が評価している」と話した。

アップル<AAPL.O>は1.9%高で、主要指数を大きく押し上げた。トランプ米大統領が18日、中国からの輸入品に対する関税の影響を巡りティム・クック最高経営責任者(CEO)と意見を交わしたことを明らかにした。クック氏は対中関税について打撃になる恐れがあると懸念を表明。トランプ氏は「非常に説得力のある意見で、考慮している」とコメントした。

S&P情報技術指数<.SPLRCT>が1.6%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)<.SOX>は1.9%上昇した。

S&P主要11セクターすべてが値上がりした。原油高を背景にエネルギー<.SPNY>が2.1%上昇した。リスクオンの地合いを反映して、不動産<.SPLRCR>や公益事業<.SPLRCU>などの伸び率はS&P総合500種<.SPX>(1.21%高)ほど高くなかった。

米化粧品大手エスティローダー<EL.N>が12.5%急伸し、過去最高値を記録した。通年決算見通しは売上高が7─8%増、調整後1株利益は5.90─5.98ドルと、アナリスト予想(それぞれ6.87%増、5.81ドル)を上回った。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.81対1の比率で上回った。ナスダックは2.45対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は62億8000万株。直近20営業日の平均は75万8000万株。

 

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 26135.79 +249.78 +0.96 26020.06 26222.32 26020.06 <.DJI>

前営業日終値25886.01

ナスダック総合8002.81 +106.82 +1.35 8006.18 8026.75 7974.36 <.IXIC>

前営業日終値 7895.99

S&P総合500種 2923.65 +34.97 +1.21 2913.48 2931.00 2913.48 <.SPX>

前営業日終値 2888.68

ダウ輸送株20種 10081.38 +114.06 +1.14 <.DJT>

ダウ公共株15種836.40 +5.18 +0.62 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1506.99 +27.74 +1.88 <.SOX>

VIX指数 16.88 -1.59 -8.61 <.VIX>

S&P一般消費財926.72 +11.40 +1.25 <.SPLRCD>

S&P素材 357.08 +2.74 +0.77 <.SPLRCM>

S&P工業 630.49 +6.27 +1.00 <.SPLRCI>

S&P主要消費財624.42 +5.80 +0.94 <.SPLRCS>

S&P金融 444.53 +4.34 +0.99 <.SPSY>

S&P不動産 241.00 +2.15 +0.90 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー428.01 +8.98 +2.14 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1056.18 +10.32 +0.99 <.SPXHC>

S&P通信サービス 166.64 +2.29 +1.39 <.SPLRCL>

S&P情報技術1391.95 +21.33 +1.56 <.SPLRCT>

S&P公益事業 312.07 +2.14 +0.69 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.03億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限ドル建て 20645 + 65 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 20635 + 55 大阪比 <0#NIY:>

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 就職四季報プラスワン
  • 内田衛の日々是投資
  • 「合法薬物依存」の深い闇
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
省電力・広域通信“0G”の衝撃<br>IoT化の隠れた主役LPWA

低速ながら電池で数年動くほどの省電力で、基地局から10km以上もの広域通信が可能。 LPWAという通信方式は超高速の5Gとは対極で、関係者に「0G(ゼロジー)」と呼ばれています。検針やモニタリングなど静かな普及の現場を取材しました。