前場の日経平均500円超下落、ドル107円割れ 輸出株中心に幅広い売り、トヨタ決算に注目

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 8月2日、前場の日経平均は前営業日で509円36銭安の2万1031円63銭と500円を超す大幅安となった。写真は東京証券取引所で2016年2月撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[東京 2日 ロイター] - 前場の日経平均は前営業日で509円36銭安の2万1031円63銭と500円を超す大幅安となった。前日の米国株式市場で、トランプ米大統領が新たな対中関税の第4弾を発表を受けてダウ工業株30種が連日の大幅安となったことや、外為市場でドル/円が一時、6月25日以来となる107円割れとなったことを嫌気し、主力銘柄を中心に総じて売られる展開となった。

市場では「円高の進行が速く、輸出関連株は見送らざるを得ない。前日は朝方に突っ込んだ後、買い直す動きとなったが、それは為替相場が落ち着いていたためで、円高が止まる雰囲気が感じられない間は下値模索となる可能性もある」(国内証券)との指摘もある。

TOPIXは前営業日比で2.16%の下落。前引け段階の東証1部の売買代金は、1兆3334億円で、値上がり銘柄数は130銘柄、値下がりは1989銘柄、変わらずは25銘柄だった。

トヨタ自動車<7203.T>、キヤノン<7751.T>、ソニー<6758.T>など輸出株が総じて軟調となり、日本製鉄

<5401.T>もさえない。ソフトバンクグループ<9984.T>、ファーストリテイリング<9983.T>も大幅安となり、大成建設<1801.T>、三菱地所<8802.T>など内需株も安かった。半面、カプコン<9697.T>、カシオ計算機 <6952.T>など前日に好決算を発表した銘柄が買われ、山崎製パン<2212.T>も逆行高となった。

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