日経平均は続伸、ハイテク株の見直し買い継続

アドバンテストが一時11年7カ月ぶりの高値

 7月24日、東京株式市場で日経平均は続伸した。米国株主要3指数が上昇した流れを引き継ぎ、朝方から買いが先行。米中貿易協議に対する懸念がやや後退する中、中国株がしっかり推移したことも日本株の支えとなった。写真は東京証券取引所で昨年10月撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸した。米国株主要3指数が上昇した流れを引き継ぎ、朝方から買いが先行。米中貿易協議に対する懸念がやや後退する中、中国株がしっかり推移したことも日本株の支えとなった。半導体・電子部品などのハイテク株への見直し買いが継続したほか、トヨタ<7203.T>が年初来高値を更新するなど主力大型株が上昇して指数をけん引した。引け後の日本電産<6594.T>の決算発表を控え、後場は狭いレンジでもみ合った。

米国の企業決算は、これまで第2・四半期決算を発表したS&P総合500種の構成銘柄の約80%が予想を上回り、おおむね好調とみられている。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表らが来週29日に上海を訪問すると報じられたことで米中貿易協議の進展期待も浮上し、投資家心理を上向かせた。

東京市場では、東京エレクトロン<8035.T>、信越化学工業<4063.T>が買われたほか、アドバンテスト<6857.T>が一時11年7カ月ぶりの高値をつけるなど半導体関連の上昇が目立った。「業績の底入れを先取りする動きになっている。決算発表後にいったん材料出尽くしとなる可能性はあるが、物色の底流にはIoT(モノのインターネット)や5G(第5世代移動通信システム)など半導体需要の構造変化があり、株価の上昇余地はありそうだ」(内藤証券投資調査部部長の浅井陽造氏)との声が出ていた。

TOPIXは0.40%高で取引を終了。東証1部の売買代金は1兆8437億円だった。東証33業種では鉱業、電気機器、石油・石炭製品などが値上がり率上位となった。半面、鉄鋼、水産・農林、建設などは軟調だった。

個別銘柄では、小松ウオール工業<7949.T>がしっかり。前日に発表した2019年4―6月期の大幅増益決算を好感した。半面、タツタ電線<5809.T>が続落した。23日に発表した2020年3月期業績予想の下方修正を嫌気した。連結純利益は従来予想の36億円から25億円に引き下げた。貿易摩擦長期化や携帯端末市場の低迷等で機能性フィルム、機器用電線の販売が減少すると見通しになった。

東証1部の騰落数は、値上がり1199銘柄に対し、値下がりが837銘柄、変わらずが114銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21709.57 +88.69

寄り付き    21726.98

安値/高値   21677.71─21744.88

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1575.09 +6.27

寄り付き     1576.42

安値/高値    1570.56─1576.42

 

東証出来高(万株) 99505

東証売買代金(億円) 18437.33

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