日経平均続伸、米雇用統計待ちで方向感欠く 東証1部売買代金は1兆5525億円と低水準続く

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 7月5日、東京株式市場で日経平均は小幅に続伸した。前日の米国株市場が独立記念日で休場。為替も1ドル107円後半で小動きが続き、手掛かり材料が不足した。写真は東京証券取引所で昨年10月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に続伸した。前日の米国株市場が独立記念日で休場。為替も1ドル107円後半で小動きが続き、手掛かり材料が不足した。今晩発表の米雇用統計を前に様子見姿勢が強く、朝方から方向感なく推移した。薄商いの中、決算発表を受けた個別銘柄にポジティブな動きがみられたほか、ハイテク株の一角には買い戻しが継続。日経平均は小幅ながら高値引けとなった。

TOPIXは0.18%高で取引を終了。東証1部の売買代金は1兆5525億円だった。東証33業種では、鉱業、電気・ガス、パルプ・紙が値下がり率上位に入った。半面、海運、小売、精密機器などは上昇した。4日にコンセンサスを上回る決算を発表したセブン&アイ・ホールディングス<3382.T>、キユーピー<2809.T>などが買われた。市場では「開店休業状態で次の材料待ちだが、日本株はこのところ売り手が少なくなったことが支えになっている」(SMBC日興証券投資情報部部長の太田千尋氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、乃村工芸社<9716.T>が反発。同社は4日、2019年3―5月期の連結営業利益が前年同期比4.7倍になったと発表した。ディスプレー事業が余暇施設市場などで伸びた。順調な業績の進捗を好感する買いが入った。半面、トーセ<4728.T>は安い。18年9月─19年5月期の減益決算が嫌気された。

東証1部の騰落数は、値上がり1208銘柄に対し、値下がりが841銘柄、変わらずが100銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21746.38 +43.93

寄り付き    21703.61

安値/高値   21647.73─21746.38

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1592.58 +2.80

寄り付き     1590.39

安値/高値    1587.68─1593.5

 

東証出来高(万株) 93315

東証売買代金(億円) 15525.1

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