日経平均は小幅続伸、関心は米雇用統計へ 

「CTAの買い戻しはほぼ終わった」との声も

 7月2日、東京株式市場で日経平均は小幅に続伸した。前日に454円高と大きく上昇した反動で、朝方は利益確定売りが先行したものの、米株高や為替の落ち着きなど良好な外部環境を背景にプラスに転じた。写真は都内の株価ボード前で2014年6月に撮影(2019年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に続伸した。前日に454円高と大きく上昇した反動で、朝方は利益確定売りが先行したものの、米株高や為替の落ち着きなど良好な外部環境を背景にプラスに転じた。その後は国内に手掛かり材料が乏しく、午後にかけて小幅高の水準で小動きが続いた。

東証1部の売買代金は2兆円を割り込み薄商い。米中首脳会談など重要イベントを通過し、投資家の関心は米雇用統計や日米の決算発表などに移行しつつある。

市場からは、CTA(商品投資顧問業者)の日経平均先物のショートポジションは6月7日のピーク比で90%強が巻き戻され、ポジションはフラットに近づいたとの観測が出ている。「上昇トレンドを維持すれば少しづつロングの方に傾けてくるだろうが、ここから先は数百円上昇するような買い戻しは期待できない」(野村証券のクロスアセット・ストラテジスト、高田将成氏)とし、今後の日経平均の動きはグローバルマクロやロング・ショートなど「裁量系プレーヤー」に委ねられたという。

TOPIXも小幅続伸。東証33業種では、海運、卸売、保険などが値上がり率上位にランクイン。半面、鉱業、石油・石炭、化学などが軟調だった。

米雇用統計については「悪くないほうが経済全体としてはいいが、今度の雇用統計に関しては低調な数字の方が利下げ観測が補強され株式市場にプラスとなる」(あかつき証券の投資調査部長、藤井知明氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、システムインテグレータ<3826.T>が大幅高。1日に発表した2019年3―8月期単体業績予想の上方修正を好感した。営業利益予想は1億4000万円から2億円に引き上げた。主力事業が計画を上回って推移しているほか、大型開発案件が当初計画より前倒しでスタートしている。

SCREENホールディングス<7735.T>は続伸し4.5%高で取引を終了。ゴールドマン・サックス証券が1日付レポートで投資判断を「中立」から「買い」に引き上げたことなどが材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり1429銘柄に対し、値下がりが628銘柄、変わらずが92銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21754.27 +24.30

寄り付き    21699.43

安値/高値   21697.31─21784.22

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1589.84 +4.99

寄り付き     1584.72

安値/高値    1583.96─1590.79

 

東証出来高(万株)100203

東証売買代金(億円) 18938.82

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