サラリーマンが1億円を貯めるにはどうするか

地道にお金持ちを目指す道はいくつもある

会社員のままでも富裕層の仲間入りはできる。一攫千金は狙わず、ゆっくりお金持ちになっていく方法とは?(写真:Graphs/PIXTA)

ファイナンシャルプランナーの花輪陽子です。独立してから10年経ちますが、ライフプランの相談にいらっしゃるお客様の中には、サラリーマンとして働きながら1億円以上の資産をつくられた人も多く、驚かされます。

日本は世界でも富裕層が多い国です。2015年のボストン コンサルティンググループの世界の家計金融資産に関する調査によると、100万ドル(約1億円)以上の金融資産を有する富裕層の世帯数は、アメリカ(約690万世帯)、中国(約360万世帯)、日本(約110万世帯)の順。日本は3番目に多いのです。

しかし会社員のまま1億円の資産をつくり、富裕層にのし上がることは至難と思えます。私がご相談で出会った方々は、いったい、どのように達成したのでしょうか。

地道に倹約しつつ、「資産1億円」に近づいていく

会社にいながら資産をつくろうとする場合、まず思いつくのは「地道に倹約しつつお金を貯める」という方法でしょう。

日銀が事務局を務める金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」(2017年)によると、年代別の平均貯金額は次のようになっています。

・20代  142万円
・30代  589万円
・40代  936万円
・50代 1342万円
・60代 1835万円

当然ながら、年代が進むほど平均貯金額は大きくなりますが、50代、60代では貯金が1億円に達している人もいます。その年代になると、親から資産を相続したり、退職金をもらったりといったライフイベントでまとまったお金を手にする機会も増えます。ちなみに、正社員として定年まで働き続けた場合、生涯賃金(退職金を含めない)は、大学・大学院卒の男性で2億7000万円くらい、女性は2億2000万円くらいといわれます。

では、30代、40代で会社にいながら、1億円まではいかなくても数千万円を貯めることは可能でしょうか。単身世帯ではハードルが高いと思いますが、夫婦共働きで暮らし、できるだけその期間を長く、かつ倹約も続けることによって、比較的若い世代でも数千万円の資産を持つ世帯になれそうです。

次ページ1億円の資産をつくった人たちの暮らしぶり
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