「座席鉄」厳選!ポイント別「いい席」のススメ コンセントから乗り心地まで

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グリーン車(などの優等設備)の座席を中心として、足のせ台が付いていることが多い。足のせ台は前の座席に設置されているタイプの「フットレスト」と、自分の座席の座面と接続し、太ももやふくらはぎを支えるタイプの「レッグレスト」がある(山陽新幹線のN700系「さくら」「みずほ」グリーン車には両方装備されている)。

フットレストの設置場所はわかりやすいが、レッグレストは肘掛けなどに設置された操作パネルを触らないと、使えないものが多いので注意が必要だ。レッグレストは使用すると快適性を相当向上させるし、座席を向かい合わせにしても使用できるメリットもある。積極的に活用していきたい設備だ。

なお、こうしたグリーン車では、肘掛けの内部にテーブルが収納されていることも多い。これはテーブルを展開した方が便利なので、確認しておこう。

限定メニューもチェックポイントに加えたい(撮影:安藤昌季)

「シートサービスの活用」も、旅を楽しくする工夫だ。小田急ロマンスカーや東武特急では「ホームページに記されたサービスメニュー」を電話で予約することで、自分の座席までお弁当などを届けてくるサービスがある。どちらも品質が高く、ここでしか注文できないメニューもあるので「とっておきの旅」を盛り上げるイベントとして、注文してみてはいかがだろうか。

快適性を向上させる工夫

鉄道やバスは公共交通機関なので、個人の体形に合わせた座席とは限らない難点がある。自分に合わない背もたれや座面の座席は、座り心地が悪くなり、疲れやすくもなる。携帯用まくらか、ミニクッションを旅行道具に入れておくのも手である。

背もたれの形状が合わず、首が浮いてしまうケースや、腰に隙間ができるケースなどで、ミニクッションが隙間を埋め、座席の座り心地を確実に向上させてくれるだろう。また、眠って疲労を回復させたい場合は、アイマスクの持参も効果的である。疲れた体に列車の振動は、時として快適すぎる場合がある。快眠が悪夢にならぬよう、目覚ましアラームは忘れずに!

安藤昌季(あんどう まさき)/1973年、東京都生まれ。乗り物ライター兼編集プロダクション「スタジオサウスサンド」代表。『教えてあげる諸葛孔明』や『旅と鉄道』『鉄道ぴあ』など、歴史や乗り物記事の執筆・企画・イベントを多数手がける。
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