6月時点で「内定ゼロ」就活生の逆転シナリオ

選択肢はまだある、焦って安易な選択しない

注意したいのは、インターネット上の情報はほかの就活生も同様に閲覧している可能性が高い。ほかと差をつけるために、自分独自の足を使って集めた情報、先輩や社会人、人から聞いた情報収集はできていただろうか。さらに、筆記試験の準備も万全だったか? 就活を終えた先輩たちの体験談を聞くと「市販の問題集1冊は最低限やり抜くべき」という声が多かった。振り返ってみて不十分なところがあったら「まだ伸びしろがある」と気持ちをプラスに切り替えて行動しよう。

この時期、うまく進んでいない就活生からの質問で聞かれるのが「第1志望の業界を継続し企業を探すべきか」、また「第2志望、第3志望の業界から企業を探すべきか」。このような質問も毎年寄せられる。

就職活動だけではないが「正解」はない。志望業界を継続したまま、労働条件を変えて企業を探してもいいし、条件は変えずに業界を変えるのもいい。どちらにしても本人にとっては勇気のいる決断には違いない。

「2020年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」から、企業側の採用終了予定を月ごとに見ると、「6月」が16.0%と一番高いが、次は「12月」の12.1%となっている。業種別に6月に採用を終了する予定を見ると、1位のマスコミが39.0%、金融が25.7%、製造業が22.8%と続くが、それ以外の業種は2割に満たない。まだ採用活動を積極的に行っている業種に目を向けるのも選択肢の1つかもしれない。

検索機能で効率的に探すのも手

前述のとおり、まだ就職情報サイトには多数の企業が求人を掲載している。どこの就職情報サイトにも共通することだが、便利な検索機能がついている。例えば今から1週間は前述の敗因分析をじっくり行い、翌週から企業説明会に参加したい場合、「翌週に企業説明会をしている企業」をリストアップする検索キーがある。さらには、「最近1カ月以内に活動を開始」した企業をリストアップできる検索キーなどもある。

私が以前勤めていた兵庫県を例に取ると、兵庫県に本社を置く企業の掲載は5月31日現在823社、すぐに活動再開するのであれば、「この地域でセミナー・説明会を開催する企業」の検索キーを使えば780社という検索結果が出てきた。兵庫県に本社を置く企業でエントリー可能企業は先ほどの823社中90.6%の746社、会社説明会の受け付けをしている企業は45.0%の370社ある。

採用情報を検索、絞り込める就職情報サイトの機能を効率的に使ってみるのはいかがだろう。

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