幼児の英語習得には「動画」が最強ツールなワケ インプットがなければ、アウトプットもない

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

英語への最適な取り組み方は、発達段階に合わせて変わりますから、もちろんどの時期も大切です。でも、最も重要なのは、1歳半~幼稚園までの、英語耳が作られる「黄金期」です。そして、その時期における最強のインプット方法は「英語の動画を見せる」ことです。

CDや絵本などもありますが、動画は「英語は言語」であると子どもに認識してもらうのに便利です。毎日の生活の中で「周りの人たちがみんな英語を話している」という状況に子どもを置くのは難しいものですが、動画であれば、登場人物やキャラクターたちが英語で会話をしている様子を、子どもに見せることができるのです。

子どもが嫌になっては意味がない

また、英語が聞き取れない段階では、視覚からの情報が役に立ちます。これは大人でも同じですが、何を言っているのかわからない音声を聞き続けるのは苦痛ですよね。英語のインプットは、とにかく続けることが大切ですから、子どもが嫌になってしまっては意味がありません。動画であれば、キャラクターたちの動きややり取りを見ることができるので、子どもも楽しんでくれます。

そして何より、動画は親の負担が少ないのがいいところ。YouTubeなどを使えばお金はかかりませんし、動画を流しておけば、親が手を離せないときも子どもは楽しみながら英語に触れることができるのです。

「18歳でバイリンガル」がうまくいくかどうかは、1歳半~幼稚園までの「黄金期」にしっかり英語でのインプットができるかどうかにかかっています。ですから、この時期は「動画は英語のものだけにする」ことを徹底するといいでしょう。

また「日本語も英語もどちらも見ればいい」というのは、無理に等しいと思います。両方見ることができるなら、子どもはなじみのある日本語のほうを見たがるようになってしまうからです。しかし、英語の動画しか見せていなければ、子どもたちは「日本語の動画」の存在を意識することがないのです。

幼稚園以降は、どうしても十分な英語のインプット量を確保するのが難しくなります。この年齢になれば、日本語も一通り理解して会話ができますから、CDも絵本も動画も、日本語のほうが楽しめるようになりますし、本人もそれを自覚し始めます。

また、周りのお友達の影響で、魅力的な日本語のアニメの存在を知ってしまうと、「私も日本語のアニメが見たい!」と主張する日がやってくるのです。ですから、その日までは、なるべく英語のコンテンツに集中してください。英語に十分なじみ、日本語・英語どちらのコンテンツも楽しめるような状態にしておくのです。

次ページ動画は毎日見せることが大事
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事