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プレゼンがダメな人は伝えたいことが不明確だ スライドを主役にしていては記憶に残らない

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  • 中島 聡 エンジニア、起業家、投資家
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「僕はチェロを演奏してるんじゃない。チェロで僕自身を表現しているだけ。チェロは道具にすぎないからね」

素直にかっこいいなと思いました。チェロは道具で、主役は自分。だから彼は、チェロの演奏者でもないと言いますし、お客さんは、自分のチェロの演奏ではなく、僕の表現を聴いてくれている。彼はそう言ったのです。

伝えたいことが決まっていれば時間配分も楽

私は早口になりやすいので、話すスピードには気をつけています。マイクがあるので声の大きさに気をつけることはありませんが、ふだんの生活では、声が小さいと「声が小さいのは自信がないのかな」と、聞いている側の印象も悪くなってしまいます。

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うなずいてくれる人を見つけたらしめたもの。その人を見ながら話すようにしています。その人自身も喜んでくれるし、わかりやすくリアクションしてくれるようになるので、こちらの気分も乗ってくるのです。

会社内のプレゼンだと、キーパーソンがいるでしょう。彼らに積極的に伝えることも重要ですが、自分の気分を乗せていくためにも、リアクションの良い人を見たほうがいいでしょう。自分の気分が乗れば、結果として良いプレゼンになるからです。

伝えたいことがきちんと決まってさえすれば、時間配分は楽にできます。観客が理解しているならば、思い切って話題を飛ばしてもいい。知っていることを何度も言われるのはストレスですし、テキストと違って読み飛ばすこともできません。だからこそ、せっかくスライドを用意していても、理解してもらえたとわかれば堂々と飛ばせばいいのです。

アドリブが思いのほか盛り上がり、気づいたらあと5分だったというときも珍しくありません。しかし、そんなときでも、慌てる必要は一切ありません。伝えたいメッセージははっきりしているのですから、スライドを飛ばすなり、メッセージを繰り返すなりすればいいのです。

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