あのオーガスタで女子大会が開かれた深い意味 ゴルフの聖地で史上初アマ女子選手権を開催
今年のオーガスタでは史上初めて、女子のゴルフ大会が開かれ華やかな開幕となった。マスターズの2019年案内ガイドをみると、DAY1~DAY9と9日間連続のスケジュールが記載されている。
そのDAY1の4月6日(土曜日)が「オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権」であり、もちろんDAY9 4月14日(日曜日)はマスターズの最終日である。
オーガスタが女性会員を受け入れたのは2012年。元国務長官のコンドリーザ・ライス氏ともうひとりの実業家が、初めて女性としてオーガスタ・ナショナルゴルフクラブ(GC)のメンバーとなった。
ライス氏はこれだけでなく、アフリカ系アメリカ人の女性としては初の国務長官であり、その前には同じくアフリカ系アメリカ人および女性として初の国家安全保障担当大統領補佐官を務めている。現在はスタンフォード大学の教授である。頭が抜群に切れると評判で、アフリカ系アメリカ人女性として数々の道を切り開いてきた。
オーガスタのあるジョージア州は『風と共に去りぬ』の舞台となったアメリカ南部であり、保守的な地域であるからこそ、アフリカ系アメリカ人女性のライス氏が会員になった意味は大きい。
オーガスタが女性会員を受け入れてから、まだ日が浅い中で、今回の女子アマチュア大会をマスターズ前週に連続して開催した背景には何があったのだろうか。
オーガスタは保守的なゴルフクラブだった
オーガスタは2002年に女性団体から「女性会員がいないのは女性差別である」とクレームをつけられ、大会スポンサーがイメージダウンになるとマスターズのスポンサーを降り、CMなしでテレビ中継した経緯がある。それでも、女性会員を認めるまで10年かかった保守的な組織であった。
マスターズは4大メジャーで唯一毎年同じコースで開催する大会。それがあまりにも有名なオーガスタ・ナショナルGCで、コースに対する注目度がさらに高くなる。そこに女性差別が指摘されることは、スポンサーにとってみればマイナスである。マスターズをサポートすることが、その会社を支持する多くの女性にとって、自社の商品販促やブランド価値をあげることにつながらないリスクが増えてきたためだ。
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