女生徒から「キモイ」と言われた高校教師の盲点 同僚の教師からは「気むずかしい人」
ユニクロは、大人のファッションと相性のいいベーシックな服がそろっている。手頃な値段で利用できて使い勝手は抜群。一方、グリーンレーベルは、比較的良心的な価格のセレクトショップである。若者向けの印象が強いかもしれないけれど、40代、50代の大人の男性にも似合う服を見つけることができる。僕もお客様のスタイリングでは積極的に利用している。
セレクトショップをすすめるのは、「トレンドを加味したベーシックな服」がそこにあるからだ。白のボタンダウンシャツやスラックスといったベーシックなアイテムですら、時代とともにデザインやシルエットは変化する。10年前に買った服に古くささが漂うのは当然だろう。
古びるのは服だけではない。中年になれば肌の質感が衰え、髪の毛も細くなる。清潔感は失われる。そのうえ服まで古ければ、やぼったく見えてしまうのも無理はない。
ジャージを買い替えたら、おしゃれになった
着古したシャツやスラックスを、「時代に合ったデザインの服」に買い替えよう。それだけでスタイリッシュに変身できる。若々しさも取り戻せる。これが重要なのだ。
そして、学校の先生といえばジャージ姿だろう。体育の先生でなくても、体育祭などのイベントや掃除の時間などジャージを着る機会は多い。真治さんは、10年以上も前に買ったジャージをいまだに着続けていた。この際だからジャージも新調した。ジャージだって時代とともに進化する。昔は着心地を重視したゆるやかなシルエットだったが、今のジャージはムダを省いた細身のシルエットが主流だ。
新調の効果は絶大だった。ムダを省いた細身の新しいジャージに着替えた真治さんは、清潔感が増し、グンとおしゃれになった。
真治さんの変化にいち早く気づいたのは、生徒たちだったかもしれない。外見の印象がさわやかで明るくなれば、親しみやすさが増し、話しかけやすい雰囲気になる。女子生徒がざわつく様子が目に浮かぶようだ。「あの先生、いつもおしゃれだね」「どこで買い物してるのかな」。そんなふうに噂されるようになれば、人気者である証拠だ。
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