女生徒から「キモイ」と言われた高校教師の盲点 同僚の教師からは「気むずかしい人」

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外見の印象を変えるのに、奇をてらったことは一切しなかった。あり合わせですませていた服を、今っぽいデザインの服に着替えただけである。若い頃のファッション感覚をアップデートしていない40代や50代の人ほど、目に見えて違いが出やすい。それだけ周りに与える印象もプラスに変えることができるのだ。

人柄や実力はすぐには変えられないけれど、印象はいくらでも変えられる。あの人は気難しそう、うさん臭い、頼りにならなそう……。本来の自分はそうではないのに、そう思われているとしたら、あなたは知らない間に損をしていることになる。今すぐファッションを見直そう。

実は、すてきに見えないファッションの大半は、サイズ感が合っていないことが原因、といっても過言ではないのである。見栄えを左右するもっとも重要な要素と言えるのが、「サイズ感」である。服のサイズが身体に合っていないと、どんなにいい服を着ていても素敵には見えない。自分の身体に合った服を着る。とても当たり前のことだけれど、できていない人が実はとても多い。

見た目で損をしている人は、どこでスーツを買うべき?

サイズ感で失敗しやすいのは、大きめのサイズを選んでしまうことだ。とくに自分の体型に自信がないと、つい大きめの服を選んでしまいがち。また、やせ型や長身の人も、実はサイズ選びが難しい。身長に合わせてサイズを選ぶと、身幅が大きすぎることがあるからだ。

スーツスタイルやビジカジスタイルは服にムダなゆとりがあると、だらしなく見えて、やぼったい印象を与えてしまう。ぽっちゃり体型の人は余計に太って見えるし、やせ型の人は服に着られた感じがして、貧相で弱々しく見える。

体型に不釣り合いなスーツのせいで、見た目で損をしている人へのアドバイスはシンプルだ。身体に合ったサイズを選ぶ。これだけのことだ。服のサイズ感は、店によって異なる。百貨店や老舗のスーツ専門店など中年男性がメイン顧客の店では、"オジサン体型"に合わせたスーツが主流となる。

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しかし服を買う店を変えることで、この問題をある程度解決することができる。標準体型に比べてスリムな人は、ザ・スーツカンパニーやスーツセレクトなどのスーツ量販店や、エディフィスやトゥモローランドなどのセレクトショップを試してみてほしい。これらの店では、同じMサイズやLサイズでも細身のスーツが提供されている。

「ザ・スーツカンパニーやスーツセレクトって、若者向けの店じゃないの?」。そう疑問に思う人もいるかもしれない。しかし、実際に店に入ってみればわかるが、必ずしもそうではない。40代や50代、さらには60代くらいの男性客もチラホラ見かける。大人の男性がオジサンくさくならないスタイリッシュなスーツを選べる店なのだ。

「この年代だからこの店で買うのがいい」という思い込みで選択肢を狭めるのはナンセンス。大切なのは、自分の体型に合った服を選べる店で買うことだ。これが正しい店選びである。

大山 旬 スタイリスト

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おおやま しゅん / Shun Oyama

アパレル勤務、転職アドバイザーを経て独立。これまで著名人を含む3000人以上のスタイリングを担当。2015年からオンラインファッションスクールを展開。おしゃれが苦手な男性に、ファッションの基本を解説している。主な著書に『おしゃれが苦手でもセンスよく見せる 最強の「服選び」』があるほか、「おはよう日本」「めざましテレビ」などメディアへの出演も多数。

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