「平成累計の東大合格者が多い学校」ランキング トップの開成は31年間で5000人以上が合格

✎ 1〜 ✎ 58 ✎ 59 ✎ 60 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

県別のトップ校を見ていこう。

北海道・東北では、北海道は60位の札幌南、青森は133位の青森、岩手は63位の盛岡第一、宮城は67位の仙台第二、秋田は91位の秋田、山形は80位の山形東、福島は127位の福島・県立で、県2位の安積とは3人差だった。いずれも道県トップの公立進学校だ。

関東・甲信越では、茨城は28位の土浦第一、栃木は39位の宇都宮、群馬は57位の高崎、埼玉は18位の浦和・県立、千葉は20位の千葉・県立、東京はトップの開成、神奈川は8位の栄光学園、新潟は69位の新潟、山梨は97位の甲府南、長野は78位の長野・県立だった。県を代表するトップ進学校が並ぶが、中高一貫校も強さを発揮している。千葉・県立も今は中高一貫校だ。

北陸では、富山は42位の高岡、石川は44位の金沢大附、福井は88位の藤島だ。東海では、静岡が76位の浜松北、岐阜は44位の岐阜、愛知は22位の岡崎、三重は67位の高田だった。富山、静岡、愛知は県庁所在地でないところにある進学校がトップだった。

1521校が平成の時代に東大合格者を輩出

近畿では、滋賀が167位の膳所、京都が17位の洛南、大阪が38位の大阪星光学院、兵庫が2位の、奈良が19位の東大寺学園、和歌山が47位の智辯学園和歌山だった。滋賀を除き、私立中高一貫校がトップに立つ。

中国では、鳥取は160位の鳥取西、島根は103位の松江北、岡山は58位の岡山白陵、広島は26位の広島学院、山口は170位の下関西で、県2位の山口とは1人差だった。四国では、徳島は133位の徳島市立、香川は51位の高松、愛媛は23位の愛光、高知は119位の土佐だ。

九州では、福岡は16位の久留米大附設だ。今年、中高一貫の女子が初卒業したこともあり、福岡の学校初の東京大合格者数トップ10入りを果たした。佐賀は66位の弘学館、長崎は34位の青雲、熊本は35位の熊本、大分は86位の大分上野丘、宮崎は83位の宮崎西、鹿児島は7位のラ・サール、沖縄は192位の昭和薬科大附だった。中高一貫校が強い県が目立ち、宮崎西も今は中高一貫校だ。

平成の間に東大合格者を送り出した学校は1521校。全校のおよそ3割にもなる。そのうち、平成に1人だけ合格者を送り出したのは380校だった。なかには、もはや廃校となった学校もある。

一方、今年初めて東大合格者を送り出した学校もある。白梅学園は白梅学園清修中があり、中高一貫部も設置しているが、その一貫生が開校以来初めて東京大学に合格者を出した。横浜創英も開校以来初めての合格者を送り出した。平成31年の間に受験地図も塗り変えられてきた。

令和の時代になると、どう変わっていくのか、注目していきたい。

次ページ平成の東大合格者ランキング1~50位
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事