スタートトゥデイも参戦、沸騰するC2C市場

「STORES.jp」を作った光本勇介氏が語る

――ストアーズ・ドット・ジェーピーで作られたオンラインストアは現状6万店超。将来の目標は。

光本 1人1つのブログやツイッター・フェイスブックのアカウントを持つように、1人1つのオンラインストアを持つ文化を作りたい。ストア数でいえば、数百万、数千万単位になる。究極的には、私たちのサービスを通じて日本の1億2000万人総商人時代が作れたら面白いと思う。

初めて誰かと会った後にその人のツイッターやフェイスブックを見るのはごく普通のことになっているが、それと同じような感覚で自分のオンラインストアのURLを自分の名刺に書き、オンラインストアを覗き合うようになればいい。「この人はオンラインストアの世界観や商品もセンスがいいな」「この人はハンドメイドの趣味があるんだ」というような発見もありそうだ。個人間での売買が新しい経済圏を生むかもしれない。

マスサービスになれば文化が変わる

――「そうはいっても売る物がない」と言う人も多そうだ。

光本 ブログができる前は、オンラインの日記を書かないといけない人はいなかった。だがブログはマスサービスになり、ブログを書くという文化が広がった。それと同じように、1人1つのオンラインストアを持つという文化が普及し、「ちょっと仕入れてこういう物を売ってみようかな」「何か作って売ってみようかな」と皆が自発的に考えるような時代になればいいと考えている。

――2013年はC2CのEC市場が急拡大した。14年はどうなると思うか。

光本 ECが誕生したのを第1 EC革命とすれば、2013年は新しいフェーズが始まる第2 EC革命の年だったと思う。これまでのECは、楽天市場のようなショッピングモール、それもB2C(企業から個人への販売)という形態だった。ところが今年、オンラインストアを誰でも持てるようになり、ストア数も参入する人の数も一気に増えた。サービス面でもこの1年でいろいろな発見があった。

とはいえ、私たちがやっているのはまだ6万店超のレベル。目指している数百万、数千万店までのギャップは非常に大きい。今後マスサービスになればなるほど、幅広い層のニーズをとらえていかないといけない。それに合わせてサービスも変化していくと思う。市場としても、スタイルとしても、C2Cはまだ全く確立されていない。毎日模索を続けている。

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