活況の物流施設、プロロジスは積極投資を継続 モガダムCEOと日本法人・山田社長に聞く
――現在の開発状況は。用地取得などで激しい競争が起きているようだが。
山田 確かに用地をめぐる競争はあり、地価は上昇傾向にある。また、東北の復興需要などから資材費は安定していても、労務コストの上昇によって建築コストも上がっている。一部では労務費が10~15%程度上がっているとされているが、われわれもそれは実感している。以前に比べれば厳しい状況にはなっている。
ただ、2013年は競争入札で用地を購入しているケースはない。すべて相対取引で取得している。今後も競争入札では買いに行くのではなく、相対ベースで購入しようと考えている。
一方、建築コスト高については、免震、太陽光パネル設置などフルスペックが理想だが、たとえば機能を損なわず、工法や材料を見直してこうしたコスト増に対処できないか考えている。社内には設計部などもあるし、これまでインハウスで溜めてきたノウハウを駆使して建設コストを上げない努力はしている。



















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