打倒アマゾンの新勢力、ファンシーに熱視線 セレブ御用達のソーシャルコマースが日本にも上陸
「検索して買い物をするのではなく、百貨店の売り場を歩くような買い物体験を取り戻す」──そんなコンセプトで急伸している通販サイトがある。世界に1000万人以上の会員を擁する米ファンシー・コムだ。
有名投資家、経営者が出資
ファッションモデルなどのセレブだけでなく、ツイッターの共同創業者ジャック・ドーシーなどのビジネスリーダーも利用。その可能性を信じて出資する投資家、経営者も多い。ドーシーやフェイスブック共同創業者のクリス・ヒューズは投資済み。この夏は俳優のウィル・スミス、アメリカン・エキスプレスなどから5300万ドルを調達した。グッチなどを傘下に持つフランスの億万長者フランソワ・ピノーも株主であると同時に取締役だ。ドーシーも取締役になった。
なぜ著名な投資家、経営者を引き付けるのか。ファンシーは2012年に30歳になったジョゼフ・アインホーンと弟のジャックが09年6月に始めた通販サイト。写真主体で高級な商材を紹介し、「ソーシャルコマース」というジャンルを切り開いた。
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