親が子を「欠けた月」と見るから不幸せになる 家で過ごす時間が少ない父親にできること

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(マンガ:うだひろえ)

「うちの夫、発達障害だと思うんです」

お子さんの発達障害を心配して私のクリニックに来られるお母さんが、「先生、うちの夫も発達障害なんじゃないかと……」とおっしゃること、実は珍しくありません。冗談ではなく、本気でそう思っていらっしゃるのです。

その理由となっているのは、「夫が私の気持ちをまったく理解してくれない」「私の気持ちを察することができない」というもの。でも皮肉なことに、母親がこういう思いでご主人に接していると、お子さんも見事に父親と似た心の症状を示してきます。

私はこういうケースに相対したとき、お子さんをどうこうするより先に、まずはご夫婦で、ご自身の育てられ方や過去の記憶を振り返っていただいています。その際にお伝えするのが「満月理論」という考え方です。

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