「ペット専用」保険、今更聞けない基本中の基本 保険料の大幅な値上げや更新制限もある

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保険料率の変更というだけでなく、契約した保険商品の基本設計が変更されたり、保険料が2倍以上になるケースもペット保険ではありうる。

この保険商品は将来、保険収支が見合わなくなる可能性が想定されたので、それに備えて改定したとのことだ。

楽天少額短期保険株式会社は、「商品の改定前後でお客様からの解約率や、満期(1年更新)を迎えた際の更新率も大きな変動はありません。契約者様へペット向けサービスや情報提供を行う新たな付帯サービスを追加したことも評価されていると考えています」と回答した。

ペット保険はまだ発展途上段階

以上、ペット保険加入の際のチェックポイントを紹介した。紹介した事例のように急激な保険料引き上げに直面するリスクもある。もちろん更新時の提示条件が嫌なら更新せず、ほかの保険に切り替えればよいではないかという意見もあるだろう。

しかし、ペット保険は7歳から12歳程度の新規加入年齢制限があるのがほとんどだ。したがって、ペットが長生きして保険のありがたさをより感じる頃には、保険の切り替えができないという現状もある。

長年大手損保会社に勤務し、業界に精通している大羽宏一氏(元・尚絅大学学長、現・PL研究学会会長)は「ペットの飼い主はそのペットが亡くなるまで飼っていたいと思うのが一般的なので、保険料体系をしっかり新規契約時に明示することが求められるだろう。一般的に保険料率の数割程度の改定は状況に応じて許されるが、一律型であれば継続契約終了時まで同じ保険料体系で引き受けるべきだし、個別(リスク対応)型であれば将来にわたる保険料の推移を明示するべきだと思う」と話す。

保険商品の基本的な考えの変更や、加入ペットの年齢構成の変化による保険料の突然の大幅値上げがペット保険業界として問題ないということであれば、ペット保険は必ずしも安心できないというのが筆者の意見である。

成長が続くペット保険業界であるが、飼い主が保険商品を理解し、リスクを認識する必要がある。契約後のトラブルを避けるために、保険会社にも飼い主の納得がいく対応が一層求められるといえる。

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