「ペット専用」保険、今更聞けない基本中の基本

保険料の大幅な値上げや更新制限もある

家族の一員となったペット。ペット保険に加入する飼い主も増加しています(写真:マコ父 / PIXTA)

少子高齢化や核家族化が進んだことで、ペットを家族の一員と思う人は確実に増えている。日本全国の犬の飼育頭数は約890万3000頭、猫の飼育頭数は約964万9000頭と推計されている(一般社団法人ペットフード協会の平成30年全国犬猫飼育実態調査)。人間同様、ペットも長寿化しており、犬の平均寿命は14.29歳、猫の平均寿命は15.32歳だという。

増えるペット保険の需要

ペットの平均寿命が長くなると病気やケガの際に動物病院などにかかるケースも増える。しかし、人間と違って公的な医療保険制度はない。費用はすべて自己負担で、治療も高度化しているので金額がかさむ。そこで人気なのがペット保険だ。インターネットでも「ペットとあなたに安心を」「ずっと安心」といった広告が目につくこともあるだろう。

年を取るにつれて治療費がかかるが、ペット保険は1年契約が基本だ。毎年、更新していく仕組みとなっている。したがって、更新時の年齢によって保険料が高くなる商品も多い。

現在、日本国内におけるペット保険の推定加入率は10%に満たない。欧州などと比べても加入率が低いものの加入者数は増え続けており、保険業界における成長分野といえる。

ペット保険を扱う会社は損害保険会社4社、少額短期保険会社11社の計15社だ。少額短期保険会社とは保険業のうち、一定の事業規模の範囲内において、保険金額が少額(損害保険は1000万円以下)、保険期間1年(第二分野については2年)以内の保険で保障性商品の引き受けのみを行う事業者だ。

だが、ペット保険の加入や更新においては注意すべき点がある。

「月々460円からのペット保険」など、加入契約時の保険料の安さが強調されている場合も多いが、将来の保険料の表示がなかったり、あっても変更される可能性もある。また、ペットの新規加入年齢制限を設けている商品がほとんどで、契約継続も年齢制限がある場合もある。そこで本記事ではペット保険を契約する際のチェックポイントを見ていきたい。

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