ネット通販王国・楽天市場の変調

セールス依存に限界 一強神話崩れるか?

「スーパーセールは中止します。今回は、代わりに大感謝祭を行うことになりました」

11月15日、楽天の東京・品川本社。本来この日は出店者を集め、2週間後からのスーパーセールに向けた決起集会を開くはずだった。

スーパーセールとは、2012年3月から楽天が始めた時間限定の“お祭り”で、大幅値引き品がずらりと用意される。通常は100円につき楽天スーパーポイント1ポイントが付与され、1ポイント=1円として使えるが、セール期間中は数十倍のポイントが付くことも珍しくない。

楽天はこの2年で6回のスーパーセールを開催している。それ以前にもセールはあったが、スーパーセールはテレビCMや交通広告で宣伝も派手に行う。集客力は段違いだ。

今年は保有する球団・東北楽天ゴールデンイーグルスがパ・リーグ優勝および日本一となったそれぞれのタイミングで緊急セールも開催。通常のスーパーセールと楽天優勝セールが重なった今年9月の流通総額(商品取扱高)は前年同月比42%増の1426億円を記録した。

セールの開催ごとに押し上がる流通総額。しかし、11月3日から7日まで行われた楽天日本一セールは、楽天にとって予期せぬ事態をもたらした。

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