4代目ジムニーが大胆に改造されやすい理由

米澤チーフエンジニアへの独占取材・後編

東京オートサロン2019で出展された「ジムニーシエラ ピックアップ スタイル」(写真:スズキ)

2018年7月の発売以降、売れ行きが好調に推移するスズキの新型「ジムニー」。東洋経済オンラインでは1月30日に、2019年1月から始まったジムニー増産の舞台裏について、同車のチーフエンジニア、米澤宏之氏への直撃インタビューを配信した。

今回は米澤氏へのインタビュー後編として、ジムニーの人気の秘密や、東京オートサロン2019でのコンセプトモデルが注目されたジムニー・ピックアップ仕様の量産の可能性に迫っていく。

新型ジムニーの顧客層は?

――発売から半年を過ぎても需要に対して生産が追い付かない。これほどまでに新型ジムニーが売れる理由を、クルマ作りの視点で、どう分析していますか。

サイズ感ではないでしょうか。

――具体的にどういうことでしょう?

デザインについて、機能で特化することを追求し、結果としてスクエアな外観となりました。このサイズで、これだけの機能があり、無駄をそぎ落とした。デザインと機能のメリハリをつけたクルマだからではないでしょうか。

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日本では軽自動車としての規定がありますし、「ジムニーシエラ」や海外仕様は前後トレッドを広げてはいますが、軽自動車のジムニーとサイズ感での違いはさほど大きくありません。そのうえで、万国共通で、このクルマを「ジムニー」と呼んでくれる。ジムニーそのものとしての存在感をさらに高めたことが奏功しているのではないでしょうか。

――私自身も今回、ジムニーを初めて買った1人ですが、顧客層が広がったという観点ではどうでしょうか。

昨年7月の記者発表の時もお話ししましたように、ジムニーのユーザーは過去のジムニーと同じく、頂点が山間部での作業に従事するプロの方々、次に雪国などの生活4駆として、さらに釣りなどの趣味を楽しむ皆さんを想定していました。

新型については、さらにジムニーに対する「あこがれ」を持つ新しい需要が生まれたように思います。「いいモノは、かっこいい」という、機能で作りこんだことでの、クルマへの憧れを持っていただいた方々が、われわれの予想を超えて多くいらっしゃると感じます。

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