さてここからは恒例の競馬コーナーだ。「年の始めの名物レース」で、当てると気分のいい日刊スポーツ賞中山金杯(G3、5日中山競馬場11R、芝2000メートル、ハンデ戦)だが、勝ち馬が後に大きなG1を勝つ馬に出世するような華々しいイメージはない。
過去の勝ち馬を見ても、例外は2015年に5歳で勝って、その年の秋に大出世したラブリーデイくらいだ。会社の出世競争に喩えると、本社の役員ではなく、子会社の役員に抜擢される人を予想するような地味な重賞だ。ハンデ戦でもあり、能力比較よりは、コース適性、ローテーション、展開が重視すべきファクターだろう。
本命にしようかと思っていたステイフーリッシュが不利な外枠に入ったので、思い切ってこの馬の苦戦を前提に、今回は穴狙いを方針とする。
中山金杯は「穴狙い」でマウントゴールド
本命は本欄の執筆者の一人である吉崎達彦さんが好きなステイゴールド産駒で、マウントゴールドを挙げたい。
地方から転厩して来て、晩年になって徐々に力を発揮している。本流エリートではない子会社の役員タイプで金杯のイメージに合う。先行力があり、レースのし易そうな真ん中の枠を引いた。
対抗は、絶好の1枠を引いた逃げ馬のタニノフランケルとする。この馬を行かせて、ゴール前でマウントゴールドが抜け出すのが、期待のレース展開の一つだ。
単穴には鞍上に戸崎圭太騎手を配した7歳のブラックバゴを狙う。
連下には、実績馬ながら案外人気のないウィンブライト、タイムフライヤー、さらに鉄砲掛けする馬の休み明けにマーフィー騎手を乗せてきたサンマルティンが不気味だ。
馬券は3連複を中心に手広く買いたい。「大人のお年玉」を期待してボックス買いで高配当を期待してみようと思っている。
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