「英語を話せる子」が自然にやっている勉強法 「今年こそ英語」と張り切る親に教えたい

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日本の書店でもアメリカやイギリスの絵本が日本語訳されてたくさん出版されていますから、それを読み聞かせてから、たまに英語で読んでみるのもいいでしょう。保護者の方が、英語が苦手なら、朗読が録音されている教材を探すといいでしょう。ただし英語や録音状態もふくめ、質のいいものを選ぶ必要はあります。

子どもは聞き取った英語を真似して発語するようになります。最初は英語には聞こえないような喃語からのスタートでしょうが、それでいいのです。クリアに発音する必要はありません。さらには個々の単語の意味がわかっていなくてもいいのです。「学ぶ」は「真似る」から始まりますから、心地よく口に出すことが大切です。意味よりもむしろ日本語とは異なるリズムやイントネーションを捉えるほうが重要です。

「それはどういう意味なの?」と聞かないで

これはよくあることですが、親や大人が「それはどういう意味なの?」などと聞いてしまうと、子どもは「えっ、意味?」「意味を知らないといけないんだ」などと思って、口に出さなくなり逆効果になることがあります。子どもが英語を真似ていたら「楽しそうね」「素敵ね」とほめてあげたほうが、さらに英語を口にしようとしますから効果的です。

子どもが無理なく楽しみながら英語を身に付けるためには、家庭内で英語を意識するようにするといいでしょう。子どもが英語に対して意識し、「英語が話せたら楽しい」と、自ら英語を学ぶ動機付けが必要です。

近頃ではオリンピック・パラリンピックを意識してか、町の看板にも英語が多く見受けられます。英語だけでなく、中国語、韓国語が表示される交通機関もあります。先日は衣料洋品店で、「Buy one, Get one Free」といったサインを見かけました。

筆者は20年前に、アメリカで初めてそのサインを見て意味がわかりませんでした。「ひとつ買ったら、ふたつ目が無料」になる商売なんて日本ではなかったからです。アメリカではよく見るサインですが、「えっ、まさか? ふたつ目がタダになる?」と思ったのをいまでも覚えています。このようなサインをみつけたら、子どもと「どういうことかな?」などと話題にしてみるといいでしょう。

映画やテレビを英語で見てみるのもいいでしょう。DVDなら言語を選ぶこともできますから、日本語で観てから英語だけで見てみては。好きな映画なら何度でも見ることができますから、英語を何度も耳にすることができます。

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