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日本企業の「ド慎重さ」が実は見直されている 「石橋をたたいて渡る」のは悪いことではない

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「スピード違反」は確かに大胆で、イノベーションが生まれやすいという長所はありますが、一方であわただしい、試行錯誤のロスが多いといったデメリットになってしまう可能性もあります。もしも、イノベーションを産むべくスピード感を持って事業を進めていて、何か今のやり方に行き詰まりを感じたら、思い切って自分と異なる考えを聞いてみるのもいいかもしれません。

実は、レノボには他人の意見を求めるカルチャーがあります。それは「Fupan」と言われる活動で、オリジナルは中国語からきています。たとえば4半期のビジネスが終わるたびに、何がうまくいって、何がうまくいかなかったか、フラットに見直しをする活動などです。アメリカ人でもイタリア人でもみんな「Fupanをしよう」と言ってきます。

カイゼンとFupanは現代のことわざと言っていい

レノボはもともと中国のベンチャー企業からスタートし、IBMのアメリカ流の経営と統合をしてきた歴史を持つので、実に多国籍なカルチャーです。NECPCのカイゼンに興味を持ったのもFupanのカルチャーがあったからと言えます。

レノボに限らず、私たちのビジネスは日本にいても世界に出ても、いずれにしても異なったバックグラウンドの人と触れ合うことが避けられない時代になっています。この異なる意見を受け入れる「ダイバーシティとインクルージョン」という発想は、今の時代、非常に重要になっています。カイゼンとFupanはこの具体的な例として理解していただきやすいのではないかと思います。

かなりことわざから脱線してしまいました。

しかし、カイゼンやFupanも現代のことわざと言ってもよい含蓄がある言葉です。みなさんも相手がアメリカ人でもインド人でも中国人でも、「日本には○○○○という言葉があるんだ」と言ってみてはどうでしょうか。その言葉の成立の背景を伝えることで、かなり相手にこちらのビジネスの状況を理解してもらえるかもしれません。

あるいはこんなおじさんが説教がましく昔のことを言っても若い人に嫌われちゃうなぁ、と思っていても、ちょっとヒントになるかもしれないよ、と言って古い経験談をしてみてはどうでしょうか。

ただし、居酒屋で延々同じ話の繰り返しはダメですよ!「老いの繰り言」ということわざもありますので!

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