米中で伸び悩む、韓国・現代自動車 トヨタなど日系メーカーの中国販売は急増

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12月3日、韓国の現代自動車が世界最大の自動車市場である米国や中国で伸び悩んでいる。上海で4月撮影(2013年 ロイター/Carlos Barria)

[ソウル 3日 ロイター] -日系自動車メーカーの中国販売が急増する半面、韓国の現代自動車<005380.KS>は世界最大の自動車市場である米国や中国で伸び悩んでいる。

現代自動車が2日発表した11月の海外販売台数は前年比1%減となった。前年比で減少するのは2009年の金融危機時以来初めて。

一方、日本の自動車メーカーはニューモデルの発表や円安、昨年の中国消費者による不買運動の終息を受けて業績がさらに伸びている。3日に発表されたトヨタ自動車<7203.T>の11月の中国自動車販売台数(現地合弁事業の販売を含む)は前年比41%増加。ホンダ<7267.T>は同102%増となった。

ハナ大投証券の自動車アナリスト、SongSun-jae氏は「日本の自動車メーカーは円安を背景とする米国での利益増加に支えられており、ライバルに後れを取っている中国で売り上げを増やすための投資拡大余地が広がっている」と分析。「一方現代自動車は11月、中国効果がなくなったほか、米国の売り上げは引き続き低迷している」と指摘した。

現代自動車の北京工場は昨年操業を開始したが、11月の中国での販売台数は前年比1%しか増加していない。同社は北京工場に続き、中国で4番目の工場建設を検討中。2015―2016年に10%前後の市場シェア確保を目指している。ただ、新工場の建設時期は公表されておらず、関係筋によると鄭夢九会長は大規模な生産能力の拡大には慎重だという。

米国においては、1―11月の売上高が2%しか増加せず、通期見通しが未達となることが確実視されている。

同社は新型の「ジェネシス」と「ソナタ」が来年の売り上げを10%押し上げると予想しているが、アナリストらは生産能力の制限や他社との競争が下方圧力につながるとみている。

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