読み書きを鍛えるのに「要約」が最強なワケ

新聞や書籍で簡単に練習できる

なお、私はスマホの辞書アプリで調べるのが習慣です。1つの辞書で十分に納得できなかったときのために複数の辞書を使える環境にしています。調べたり気に入ったりした言葉は、そのままEvernote(メモ帳アプリ)の語彙ノートに記録しています。上級編の語彙力増強法になりますが、「辞書を読む」という方法もあります。本を読むように、辞書を頭から読んでいくのです。

もちろん一字一句追おうとすると、なかなか読み終わりませんので、濃淡を付けながら読みます。私が辞書を読む場合にも、まずは見開き全体をざっと眺めます。そこで、初めて知った語や気になる語に特に注目します。そして、これから使いたい言葉や定義が新鮮に感じられた語、面白い例文を見つけると、ページを折ったり付箋を貼ったりしています(読み終えた辞書は折り目と付箋でさらに分厚くなります)。

読むか読まないかではなく、何を読むか

読む力は、ある程度の量の文章を読んでこそ培われます。「量より質」という考え方もありますが、読書の場合、量を読まずして上質の文章だけを読んだとしても、それを読みこなすというのは不可能な話です。たくさん読んで、その経験の中で語彙を増やしたり視野を広げたりすることが、名著を理解するうえでの下地になります。

量に触れる。それによって、読解力や思考力といった質的能力を育てていきましょう。

もしかしたら、子どものときの読書指導のイメージから、「読書=小説を読む」というイメージがある人もいるかもしれません。もちろん、小説を読むのも重要なことなのですが、多様なジャンルの活字に触れることを心がけると、トータルの読書量が多くなります。

「読書するか、しないか」の二択でなく「何を読むか」。そういう状況を作れば、「読まない」という選択肢は取らなくなるのです。

具体的には、つねに何冊かの本を持ち歩くようにしましょう。電子書籍を併用すれば、軽くて済むはずです。移動時間やちょっとした空き時間に、その時々の気分に合った本を読むようにすることで、トータルの読書時間を伸ばしていくのです。

本を選ぶ際、私が意識していることに、

・知性につながる読書か、感性につながる読書か
・ストックの読書か、フローの読書か

という2つの軸があります。ストックは、自分の中に蓄積され、長期的に生きてくるような本質的なもの、フローは、ニュースのように日々流れてくる情報です。

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