お金持ちが高額品の換金に迫られる事情3選 香港オークションが断然世界一と言えるワケ
リッチな印象な香港ですが、実際、物価は非常に高くなっています。物価が高いと言われるシンガポールで暮らす私ですら、高いと感じるほどです。シンガポールと比較しても1.5倍ほど、日本と比較すると2倍以上物価が高いように感じました。
たとえば、夜遅くにお腹がすいたので、ホテルのバーでフィッシュ&チップスを頼んだところ3000円以上もしました。
5時間のベビーシッター料金が2万円超と驚きの値段でした。またシェアリングタクシーの運転手もメルセデス・ベンツやアウディに乗り、1時間で3000円程度副収入があると言います。富裕層が雇っているドライバーの1カ月の給料は20万円以上になるそうです。
当然、不動産価格も高騰していて、人気の1等地の高級マンションの価格は、東京の「3A」といわれる赤坂、麻布、青山をはるかにしのぐほどです。
シャネルに行列を作る人たちの北京語が街中にあふれる
私が滞在した時が、たまたま1年間でいちばんのセール時期であるブラックフライデーにかぶり、バスで中国から買い物に来る一行に頻繁に遭遇しました。エルメス、シャネルの路面店には長蛇の列ができ、ブランドのショッピングバッグをぶら下げて歩いている人が歩道にあふれ、とてもにぎやかでした。
香港と広州を結ぶ高速鉄道が開通し、イミグレーションを含めて1時間程度で行き来することができるようになったのも大きいでしょう。その中で気になったのが、香港の公用語である広東語だけでなく、北京語を話す人が増えてきたことです。
香港はいい意味でも大陸の影響を大きく受け、経済的にこれからさらに豊かに発展していくことが予想されます。オークションでの活発な取引を見れば、その国の経済の力強さがよくわかるものです。
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