環境問題に一石投じる斬新なインスタ活用術 多様な生命守る「#ANIMAL_SELFIE」の意義
10月4日の「世界動物の日」に合わせて、公益財団法人「世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)」が始めた「#ANIMAL_SELFIE」キャンペーン。絶滅危惧種の動物たちが「セルフィー(自撮り)」をしている様子をInstagramを通して発信しています。
堀潤がキャスターを務めるdTVチャンネル「NewsX」にて、「WWF #ANIMAL_SELFIEプロジェクトチーム」の河村翔さんと江上さくらさんをお迎えし、このキャンペーンの狙い、動物たちが置かれている現状、そしてWWFの支援の形についてお話を伺いました。
動物たちが”自ら”環境問題を発信
堀:「#ANIMAL_SELFIE」、ものすごくユニークな取り組みですね。具体的に教えていただけますか?
河村:WWFは環境保全のさまざまな問題に取り組んでいるのですが、日本で「環境問題」「絶滅に瀕している動物」と言っても、なかなか振り向いてもらえず、興味を持っていただきにくい。これまでも色々な手法を取って、少しでも興味を持ってもらおうとやってきました。
今回は、近年当たり前になってきている「Instagram」を使って動物にセルフィーをやってもらうことで「環境問題を身近に感じてもらえれば」という思いが発想の原点になっています。写真自体は全て合成ですが、動物の後ろに写っている「浮いているゴミ」などは、全て今実際に起きている環境上の問題です。「フェイクだが、後ろに写っているのはフェイクではない」というメッセージを込めています。