「SUV」が世界の新車市場を席巻した本質理由 もしホンダがスーパーSUVに参入したら?

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――今年、日本車も輸入車からも新型SUVの発売が相次ぎました。通常、新車開発には少なくとも3~5年の時間が必要なはずです。各社はそんな前から今のトレンドをつかんでいたのでしょうか?

藤島知子(ふじしま ともこ)/モータージャーナリスト。幼い頃からのクルマ好きが高じて、市販車やミドルフォーミュラカーなどのレースに参戦。2017年は女性初のプロレースシリーズの競争女子選手権「KYOJO CUP」に参戦するなど、自身のドライブ体験を通じたリポートも行っている。テレビ神奈川の新車情報番組「クルマでいこう!」は出演10年を迎えた。日本自動車ジャーナリスト協会会員、2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(撮影:梅谷秀司)

西村:そもそも1990年代後半からSUVは一度も廃れてないと思います。ステーションワゴンが一定数で頭打ちとなっていく中で、SUVは時に右肩上がりの急成長を迎えながら市場を拡大してきました。そんな事情もあって、世界中の自動車メーカーから新型SUVの発表・発売が相次いでいるのでしょう。

森口:西村さんが言われたように、SUVのマーケットが今も膨らみ続けているのは、いろんなすき間商品が出てきていることもある。たとえば2列シートタイプだけではなく、3列シートタイプのSUVも出てきています。もともとSUVは車高が高いのに、機械式の立体駐車場に入る低いタイプも見受けられます。

もともとSUVは1960年代にアメリカのフォードなどが確立したカテゴリーです。セダンに比べると歴史が浅い。だからこそ、まだいろいろできることがあると思います 。一方で、出尽くしぎみかなっていう感じもしなくもない。今後は、三菱みたいな付加価値を持っているブランドが強みになってくる。

ホンダ「レジェンド」はSUVがよかった?

――今年、ホンダから高級セダンの「レジェンド」が発表されましたが、あれをSUVでやる手はなかったのかと個人的に思いました。スポーツカーメーカーのポルシェが「カイエン」や「マカン」で、ランボルギーニが「ウルス」でSUVを投入しているのだから、技術的に不可能ではないのでは、というのは素人考えかもしれませんが。

西村:絶対そのほうが売れたと思います。ただ、高級セダンとしてのレジェンドを造り続けることはホンダの意地なのかなとも感じますね。

森口:確かにスーパースポーツカー「NSX」でも定評のある、あのスーパー4WDメカニズムを積んだSUVがなぜないのかという疑問はあります。

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