日経平均は小幅続伸、一時1万5500円回復 半年ぶり高値も利益確定売りに押される
[東京 22日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、小幅続伸。米株高など良好な外部環境を追い風に、一時半年ぶりに1万5500円を回復したが、達成感が広がるなか、週末のポジション調整や利益確定売りに押し戻された。一時マイナス圏に転落したが、売り一巡後は横ばい圏でもみ合った。市場では5月高値を超えるには、国内材料が必要との声が出ていた。
<5月高値更新には時間必要か>
日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。米国株市場でダウ工業株30種<.DJI>が終値で初めて1万6000ドルを突破。為替も101円前半と4カ月半ぶりのドル高/円安水準となるなど、良好な外部環境を追い風に、幅広く買いが先行した。
ただ、後場に入ると一転、上げ幅を急速に縮小させる展開となった。先物にまとまった売りが出たほか、目標達成感から利益確定売りなども出て、日経平均は一時マイナス圏に転落した。
市場では「TOPIXの主力株がほとんど上がっていない中で、日経平均はソフトバンクなど一部銘柄が押し上げており、その『作られ感』に警戒感が出ている」(国内証券)との声が聞かれた。
大和証券投資戦略部シニアストラテジスト、壁谷洋和氏は「世界的なリスク資金の株式への流入傾向は当面変わらないだろう」と指摘。ただ「5月高値が接近し、利益確定売りも出始めている。ここから一本調子の上昇は期待しにくく、売り買い交錯しながら上値を試す展開になるのではないか」との見方を示した。
「決算が終わり、国内に買い材料がない中で外部環境だけでやっている。5月23日高値(1万5942円60銭)を超えるにはもう少し国内材料が必要だろう」(別の国内証券)との声もあった。
個別銘柄では、ソフトバンク<9984.T>が続伸。米ヘッジファンドのサード・ポイントがソフトバンク株を10億ドル超で取得したことが材料視された。21日に米化学大手デュポン
半面、JT<2914.T>は軟調。来年度のたばこ増税実施を見送るとする政府・与党の方針が伝えられ収益拡大期待が後退した。
日経平均の上げに寄与したのは、ソフトバンク、ホンダ<7267.T>、TDK<6762.T>など。一方、ファーストリテイリング<9983.T>やアステラス製薬<4503.T>、JTなどが足を引っ張った。
東証33業種のうち、高かったのはその他金融や証券、電気機器など17業種。安かったのは鉄鋼やゴム製品、水産・農林業など16業種。
東証1部の騰落数は、値上がり580銘柄に対し、値下がりが1021銘柄、変わらずが160銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 15381.72 +16.12
寄り付き 15513.45
安値/高値 15307.44─15579.39
東証出来高(万株) 303889
TOPIX<.TOPX>
終値 1248.57 +2.26
寄り付き 1256.51
安値/高値 1242.46─1258.21
東証売買代金(億円) 29022.11
(志田義寧)
((
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