見えてこない黒字化策
財務担当トップの中村豊明専務は5月16日の決算発表で「HDD事業は07年度も330億円の営業赤字」と早々に白旗を揚げていた。それが、方針説明会では、生産拠点の集約や400人の間接人員削減などの追加施策を示すことで、古川社長自らが一転して黒字化を公約した。
「意気込みはわかったが、抜本策が見えてこない」。方針説明会の場で古川社長に質問したゴールドマン・サックス証券の松橋郁夫アナリストは首をかしげる。「四半期換算でわずか2000万ドルのコスト削減効果しかない。第1四半期の赤字1億5000万ドルを改善させる決め手にはなりえない」。黒字化の可能性は低いという見方だ。
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