新型「ラングラー」でジープファン激増なるか 昨年は1万台超え達成、今年は1万2000台狙う
「新たなターゲットに訴求できると期待している」
欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の日本法人は10月25日、「ジープ」ブランドの代表モデルである「ラングラー」の新型を日本で初披露し、11月23日に発売すると発表した。FCAジャパンのポンタス・ヘグストロム社長は、実に11年ぶりに刷新となる新型を“パッション”という言葉で表現し、その仕上がりに自信を示した。
FCAのブランドの一角を成すジープは日本におけるアメ車の筆頭格だ。輸入車のSUV(スポーツ多目的車)の販売台数では第3位につける。その中でも、押し出しの強いオフロードカーである「ラングラー」は、世界中で圧倒的なブランドを確立してきた。オフロードならではの高い走破性と、唯一無二のデザインが根強いファンを持つ。
安全装備を約70も追加
新型ラングラーはいずれも4輪駆動(4WD)で3種類のグレードが設定された。2ドアの3.6リッターV型6気筒エンジンの「スポーツ」が459万円(税込み)、4ドアの2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンの「アンリミテッドスポーツ」が494万円(同)、4ドアの3.6リッターV型6気筒エンジンの「アンリミテッドサハラ」が530万円(同)。
【10月30日14時40分追記】記事初出時、「スポーツ」が「3.6リッター6気筒エンジン」としていたのは、「3.6リッターV型6気筒エンジン」の誤りでした。また、「アンリミテッドサハラ」は「3.6リッター直列6気筒直噴ターボエンジン」と記載しましたが、正しくは「3.6リッターV型6気筒エンジン」でしたので、訂正いたします。
新型ではホイールベースを広げ、特に後部座席の快適性を高めた。さらに、車線逸脱を警告する機能や、後方確認用のバックカメラやサイドカメラなど、安全装備を約70追加した。
さらに新型では、旧型の5速ATに換えて8速ATを初採用したことで、よりスムーズな運転が可能だという。一方でオフロードでの走破性も高めている。電子制御で路面の状況を自動的に把握する「フルタイムオンデマンド4×4システム」という新機能を搭載した。
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