石から紙を作る素材革命に挑戦する男の野望 耐水性に優れた新素材「LIMEX」とは何か

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――水をあまり使わないということで、生産面でも作りやすいとかありそうですね。

普通の紙を作る場合、大量の水を吸い上げ浄化して、また流していくことができる広いロケーションでないとなかなか作れません。LIMEXの場合は、小さな工場で内陸部でも作ることができます。

――先ほど、名刺の水をぬらしたところに書くことができましたが、ほかにはどういった用途が考えられるのですか。

飲食店のメニュー表というのは、紙で印刷した後にラミネートなどをしていると思います。しかし、LIMEXでしたら耐水性の特性をいかしてラミネートなどをせずにそのままお使いいただけます。

――ほかにも、水泳の練習のときプールの中でのコミュニケーションにも使えるかもしれませんね。

そうですね。LIMEXの存在を知って、使い方のアイデアをお客様の方からいただくというケースは結構多いですね。

LIMEXは建設資材としても使える

――建設の資材にも使われているとお聞きしましたが…

そうですね。建設資材で石灰石が1番使われるのはセメントの原材料なんです。ですので建築資材として、ものすごく親和性が高いと思っています。ですので、いまLIMEXを建築資材としてお使いいただくため、色々な企業の方々と共同開発しているところです。

――建築資材として使うことで二酸化炭素の削減にもつながるのですか。

CO2の削減はかなり意識しています。僕らがやっている素材開発というのはエコノミーとエコロジーをどれだけ両立できるか、これを意識して取り組んでいます。

いまお使いいただいているものをLIMEXで代替してCO2削減も含め貢献していくことが自分たちの大きな挑戦だと、そこは意識して開発しています。

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