石から紙を作る素材革命に挑戦する男の野望 耐水性に優れた新素材「LIMEX」とは何か

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様々なジャンルのフロントランナーからビジネスのヒントを聞く「飛躍のアルゴリズム」。今回のゲストは、TBM代表取締役CEOの山崎敦義氏。耐水性に優れた新素材「LIMEX」について聞いた。

上の画像をクリックすると「日テレNEWS24」のページにジャンプします。

山崎敦義氏は、1973年、大阪府出身。岸和田市立久米田中学校を卒業後、大工の見習いを経験し、20歳で中古自動車販売会社を起業、その後、台湾からの紙の輸入業などを経て、2011年に株式会社TBMを設立。紙やプラスチックの代わりになる新素材づくりを手掛けた。

Japan Venture Awards 2016「東日本大震災復興賞」やPlug and Play 2016「世の中に最も社会的影響を与える企業-ソーシャルインパクトアワード」など数々の賞を受賞している。

水に強い名刺?

――先ほど山崎さんから名刺をいただきました。これが新素材でできているそうなんですが、普通の名刺とどこが違うのでしょうか?

ものすごく水に強くて耐久性があるんです。

――そしてとても軽いんですね。一見、紙との違いがわからないくらいですが、詳しくそのあたりお話をうかがってみたいと思います。1つめのキーワードは「木を使わない“紙に代わる素材”LIMEXとは」。この名刺が、山崎さんの会社が手掛けた新素材LIMEXというもので作られたそうなんですが、どれだけ実際に水に強いのかを見ていきたいと思います。

(山崎さんが名刺に水をかける)表面に水がたまるのですが、水がたまっているところに文字が書けるんです。これは1日中、置いといてもこのままなんです。すごく耐水性があるのが特徴です。

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