家計管理がうまい夫婦の関係が良好な理由 夫と妻、どちらが家計を握るべきか?

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子供の成長など、ライフステージに合わせて家計の管理方法も柔軟に変えていくのがベスト。それに欠かせないのが夫婦のコミュニケーション(写真:HM/PIXTA)

私は、30代のワーキングマザーの家計専門FP(ファイナンシャルプランナー)として、さまざまな家計の悩み相談に乗っています。

子供の教育、家の購入や建て替えといった夫婦間の「お金」について、奥さんからの相談をよく受けます。その中で圧倒的に多いのが、「夫がお金を勝手に使ってしまう」と「夫婦とも家計管理が苦手で何もしていない」の2つのケースです。家計管理のパターンは、①夫にお小遣いを渡す、②夫が妻に生活費を渡す、③共通口座にお金を出し合う、の3つが代表的です。では、実際には夫と妻、どちらがどう家計管理をするのがいいのでしょうか。

「妻の小遣い」もしっかり設定しているか

まずは①の「夫の収入を妻がすべて預かり、夫にはお小遣いだけを渡す」タイプから見ていきましょう。世界的には珍しいですが、日本では昔ながらのスタイルですね。このタイプのメリットは、夫婦ともに小遣い制がきちんと実行されていれば、いちばん貯まりやすい点です。収入と支出全体が把握しやすく、小遣いは金額が決められているので、管理しやすいのです。

一方、デメリットは夫からすると「妻から小遣いをもらう」ことに抵抗があったり、小遣いの額が低く設定されやすいため不満を感じる点です。またこのケースで盲点なのが、「夫は小遣い制なのに、妻は野放し」というケースです。「そんなに使わないから」と、家計費に紛れ込ませた「妻費」がいつの間にか増えていくことで、お金が貯まらないケースはよくあります。

小遣い制の場合、妻の小遣いも必ず設定して、小遣いで使える範囲を定義することが必須といえます。また、妻による「独裁家計」にならないように、毎月の支出、貯蓄など、積極的な情報開示とコミュニケーションが必要になってきます。

次ページ適正な生活費を妻に渡さない「経済的DV夫」
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