アメリカ人の政治 吉原欽一著
アメリカでは「正義」は自分にとって利益になることであり、真実よりも「みんなで決めたこと」というプロセスが優先される。自分たちで町をつくり、ルールをつくり、保安官を雇い、治安を守ったのだという移民たちの自負がそうさせるのだという。その考えは当然政治にも反映され、自らの正義をはっきりと主張し、政策に反映させるためにロビー活動やアドボカシー(政策提言)という手法が生み出された。
著者はアジアフォーラム・ジャパン専務理事の政治研究者。建国以降の歴史からアメリカ人の行動原理やその考え方を解き明かし、歴代大統領からウェブを駆使したオバマの選挙手法までアメリカの政治構造を考察している。
PHP新書 756円
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