両国「幻の3番線」でギョーザとビールの幸せ

味も、入線する列車も昨年からパワーアップ

今回新しくなったギョーザについて、味の素冷凍食品常務執行役員で国内統括事業部長の下保寛(かほ・ひろし)さんに話を聞いた。

――今年はギョーザが2種類になり、新しくなったそうですが。

「われわれは毎日食べても食べ飽きないギョーザを研究しています。従来の商品のギョーザも、皮がより薄くなり、羽根がもっとパリッと焼けるようになりました。そして野菜だけではなく、使用している肉も国産に変更して、さらにおいしくなりました」

――駅のホームで食べてもらう目的はなんでしょうか?

味の素冷凍食品の常務執行役員で国内統括事業部長の下保寛さん(左)と筆者(撮影:尾形文繁)

「日常ご家庭で一番食べられているギョーザを、いろいろな場面で楽しんでいただきたい。冷凍ギョーザを知らない方にもぜひ知ってほしいからです。自らギョーザを焼いて、羽根ができる喜びと達成感も味わってもらいたいです」。

――下保さんのオススメの食べ方はありますか?

「私は何もつけないのが好きなんですよ。これだけで十分おいしいので」。

確かに、それがいちばん、ギョーザをしっかりと味わえるのかもしれない。私も最初のうちは何も付けずに食べてみた。これだけでも十分おいしいし、2種の味の違いがはっきりわかる。

――最後にメッセージをお願いします。

「老若男女に愛されるギョーザは、世界にわれわれが誇れる日本文化となっています。ギョーザはお肉と野菜と炭水化物、の非常にバランスの良い食べ物。ここで食べられなくてもぜひご家庭で楽しんでほしいです。ここで召し上がるみなさんへのメッセージは、日常の中での非日常を楽しんでほしい。そして飲み過ぎ注意・食べ過ぎOKです(笑)」

――存分にそうしたいと思います(笑)

回送列車が入線してくる

昨年のギョーザステーションに参加した際、私の唯一の心残りは、1日1本、3番ホームに入ってくる回送列車を見られなかったことだった。そこで、今回はその時間まで待ってみることにした。だんだんと辺りが暗くなってゆくと、吊るされた提灯に灯りがつき、書かれた文字がくっきりと浮かび上がる。幻想的な光景だ。

回送列車として入線してくる255系(撮影:尾形文繁)

19時10分頃、暗闇の向こうから、ライトを点けた255系の回送列車が3番線に静かに入ってきた。回送なので誰も乗っていない列車ではあるが、ホームや線路がちゃんと生きている感じがしてうれしい。

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