両国「幻の3番線」でギョーザとビールの幸せ 味も、入線する列車も昨年からパワーアップ

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オープニングレセプションの取材に訪れ3番ホームに立つと、昨年ここで食べたギョーザの思い出がよみがえる。

ノベルティのオリジナルハンカチ。セットにどちらか1枚が付く(筆者撮影)

記憶を頼りに、さっそく自分で焼いてみた。水も油もいらないので、フライパンに冷凍ギョーザを並べ、火をつけてふたをし、5分計の砂時計をひっくり返して待つ。さらにふたを開けてから数分、羽根が焼きあがるのを待って、お皿をかぶせひっくり返す。覚えていた通り、簡単だ。……と思ったら、焦げ目と羽根が真ん中に集中し、周りがイマイチ焼けていない。

ギョーザに合う調味料は?

「今日は風が強いから、火が流れちゃいますね」

味の素冷凍食品の開発マーケティング部長・向井育子さんがお手本を見せてくれた(撮影:尾形文繁)

そう言って次に並べたギョーザを焼いてくれたのは、味の素冷凍食品の開発マーケティング部長、向井育子さん。ジュージューと音を立てるギョーザたちから、目を離すことなくじっくり端のほうにまで火が通るよう調節しながら真剣にフライパンと向き合う姿は、キャンプの達人のそれと通じるものがある。

「そろそろ焼けたと思います」

できあがったギョーザは、お見事だった。均等に焦げ目がつき大きく羽根が広がったギョーザは、さらにおいしく感じた。

昨年同様、タレもしょうゆ、酢、ラー油ほか、生姜、からし、胡椒、黒酢、マヨネーズなど、さまざまな種類がそろっている。

「通常のおしょうゆとラー油などもいいですが、この中国の黒酢もおすすめです。それから『旭ポンズ』に柚子こしょうの組み合わせも相性いいですよ」

全体にバランス良く焼きあがったギョーザ。これで2袋分(撮影:尾形文繁)

言われるままに試してみたが、確かにどれもおいしい。個人的には胡椒と酢の組み合わせも、ここ数年はまっている味だ。ビールを飲みつつ味を変えて食べていると、いくらでも入ってしまう。そうこうしているうちに2袋、24個を平らげてしまった。

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