ソニーによるEMI子会社化に「待った」の声

独立レーベル「インパラ」がEU当局に阻止要請

5月22日撮影(写真:REUTERS/Toru Hanai)

[ブリュッセル 13日 ロイター] - ソニー<6758.T>がEMIミュージックパブリッシングを傘下に収める計画について、独立音楽レーベルのインパラが、ソニーの市場への影響力が大きくなり過ぎるとして欧州連合(EU)独占禁止当局に阻止するよう要請した。

ソニーは5月、米子会社がEMIミュージックパブリッシングの運営会社の株式60%をムバダラインベストメントカンパニーから取得することで合意したと発表。実現すればサム・スミスやファレル・ウィリアムスら人気アーティストによる210万の楽曲の権利を手中にする。

音楽配信大手スポティファイ<SPOT.N>のほか、アップルミュージックやグーグルプレイなどが提供する音楽ストリーミングサービスの人気が高まる中で市場は拡大しており、インパラの執行役会長、ヘレン・スミス氏は、ソニーがEMIを傘下に収めれば市場で巨大な影響力を持つことになると警告。

ソニーはレコーディングとパブリッシングの双方で強い交渉力を手にし、アーティストに他より良好な条件を提示できるようになるとし、「同計画を阻止することが現時点では唯一の対策となる」と述べた。

インパラは週内にEUの執行機関である欧州委員会に見解を提出するとしている。

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